のんびり過ごすタルトパイのつれづれ日記


by tarte-pie
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ありがとうノア

デグーのノアさん。
ちゃんと天国に行ったのかな・・・。
おりこうなノアさんなので,迷ったりしないと確信してます。

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滑車で走るのが大好きなノアさん。
両手両足を伸ばして全力で走る姿は圧巻でした。






ノアが大きくダメージを受けたのは,
11月25日の朝5時過ぎにおこした痙攣でした。


そのほぼ1週間前に口呼吸がひどくなり,お腹に空気がたまってしまったので,
通院時にドクターに相談。
胃腸の動きを促すお薬をもらい,飲んでいて,
状態は落ち着いていたように見えたのですが・・・。


11月22日に,急に体重がおちたのかな??と見て取れました。
空気も抜けてみれば,身体がとても小さくなっていたのです。
背中や腰の毛が立っていて,
それは寝癖ではなく,骨が目立ち,皮膚に当たる部分の毛が立っていたのです。
身体の動きは良く,ペーストの食事も強制給餌により取れていました。


11月23日。
私も休日だったので,様子を見ながら1日過ごしました。
ノアはとても良く寝ていた1日で,ある意味,穏やかに過ごしたと思います。
しかし,たくさん寝ているのと,身体の小ささがとても気になり,
ケージの側に私の布団を運んで
一緒に寝ることにしました。
居間で寝てしまうことがあるので,マグもノアもそれには慣れているかな・・・(汗)。


11月24日。
朝よりも帰宅後の方が弱々しくなっていたので,
不安になりました。
なんとなく,夜の様子が見たく,
熟睡できないタイプの私は眼が覚める度にケージの中を観察。


11月25日。
一番上にあるトンネルまで上がるのはしんどくなっていたのでしょう。
このところ,床の牧草の上で寝ていたマグさん,ノアさん。
朝4時までは二匹並んで,重なって寝ていたのです。
そして,5時に眼が覚めてみると,
マグしか寝ていません。

慌てて布団から飛び起きてノアを探すと・・・・。
喉が渇いたのか・・・??
水飲み場の近くのケージに前歯がかかってしまって
ぶら下がるようにしているのを発見しました。

慌てて歯を外し,手にすると,
身体は冷たく,息もかすかにしているだけで,
身体は伸びきり力なくなっていました。

びっくりしたのもありますが,
とりあえず,温めようと手で包みはじめたところ,
ノアの身体に力が入り始め・・・。

気を取り戻したのか?と思って見てみると,
足をぐーっと伸ばし,
手もぐーっと伸ばし・・・・そのまま万歳をするように上に挙げ・・。
頭は後方に反り返り初め,耳が背中に着くほどの反り返りでした。

これが私が発見できた1回目の痙攣発作です。
これだけ伸びて反り返っていたら・・・
苦しくてケージの中をよろよろ動き,発作で伸び反り返り・・・
となっていたら,ケージに歯がかかってぶら下がることにもなっただとうと
想像できました。
ケージ内でも何度か痙攣を起こしていたのかもしれません。

硬直型の大きな痙攣は20秒くらい続きました。
頭が上を向いているので,口の中を覗くと,
口は渇き,舌根沈下が起きていました。
痙攣は,ふと力が抜ける瞬間があるので,
その瞬間を狙って,伸びている足を曲げて元に戻し,
頭を定位置よりも低く倒し,
ぬらしたハンカチで口の中を湿らせて舌が前に出てきやすくして,
再び身体をあたためました。

その後,10分から15分おきに小さな痙攣が起きました。
足の伸びていくのが合図です。
足が伸び始めると,手が脇をしめたまま後方にぐーーっと引きはじめます。
そうなると手足がピクピクと大きく動き始めるのです。
その時もなるべく身体を丸くするように手で包み込むようにしました。
手や足も曲げた状態で縮める方が身体にも脳にも負担は少ないと思います。

ただ,レントゲンでもわかるように,
骨が細いのは常に頭にあり,あくまでも痙攣の起きている中でも
ふと力の抜ける一瞬を狙って元に戻すのですが・・・。
二次災害の骨折などさせないようにしないといけません。

その小さな痙攣も10秒から20秒は続きました。
痙攣が落ち着くと,スーッと眠りに入ります。
その落ち着いた頃にシリンジで0.1mlぐらいずつ少量の水分を口に入れました。
舌で喉を塞がないように,口の中を乾かさない程度にです。
頭を低くしておけば,飲み込んで誤嚥することも防げると思い,
頭の位置は常に少し低めに抱えました。

そんなことを繰り返し,6時30分過ぎに1番大きな痙攣を起こしました。
手足に力が入った・・・と思っていたら,
しっぽがグルグルとまわりはじめ,
頭を反らせ,口を大きく開け,
眼が落ちるのではないかというくらい見開き,
手足のばたつきが始まりました。
このときのノアの恐怖に満ちた苦しそうな顔は忘れられません。
こんな顔は普段の生活では絶対に見られないような形相でした。
デグーとは思えないような顔で・・・・。

その痙攣が20秒くらい続くと,失禁し脱力して終わりました。

その後は同じように姿勢を整えながら,
口を湿らせ様子をみました。
小さな発作は起きませんでした。
ノアは時々目覚めますが,またスーッと寝てしまいます。
目覚めたときに,小動物用のミルクを少し与え続けました。

そんなことを続け,12時半ごろになると,
一人で座れる位の回復を見せました。
脱水症状もあったのだと思います。
姿勢を自力で保てるようになると,
かなり水分の多い物ですが強制給餌も少しずつ可能になりました。

強制給餌ができるようになると,身体の力もみるみる戻り,
少しですが,歩けるほどになりました。

ちょうど,通院の日だったのです。
病院をキャンセルしようかと朝は思いましたが,
夜の予約時間の頃には意識もしっかり戻り,身体の力も戻ったので,
ドクターに診てもらうことができました。
体重が減っているで,薬の量を調整してもらいました。

重積した痙攣の後遺症は少なからず残り,
その日以来,ノアの活動量はめっきり減りました。
ゆっくりよろよろとがんばって歩いても20cmぐらいだと思います。

それもあって,マグ姉さんとの別居が始まります。
元気のある日中は少し対面する程度にケージに戻しました。
珍しくマグ姉さんのほうからキュルキュル鳴いて寄ってきました。
グルーミングもノアさんしてもらいまったりさんになったりして。
でも,つぶされちゃうから(汗)??,長くは居られずで・・・。

テルコムの酸素ハウスのホースを水槽に入れましたが,
直接身体に当たると体温を奪ってしまうので,
その点は注意が必要だと思いました。

活動量が減ったことから,夜は水槽から出して,
私の布団で一緒に寝ることにしました。
酸素ホースはビニールをドーム型にしてつないでおきました。
そのドームを布団の中に入れておくと,
苦しくなったときにノアは自分でドームに入るのです。
暖かさを求めて脇や首もと,手の平の中を転々としながら
ノアも寝てくれました。

そして,強制給餌の量も1回で食べられる量が減ってきているので,
お腹が空くのでしょう。
1時間おきの給餌となりました。
ノアが嫌がるならば,やめようと決めていたのですが,
1時間経つと,ノアは頭を2~3回持ち上げて
一緒に寝ている私の腕などを押してお腹が空いたことを教えてくれました。
はじめ,偶然かな・・・と思っていましたが,
どうやらノアのサインだということが一晩でわかりました。
少し食べると落ち着いてまた布団に潜って行くのです。
ノアが起こしてくれるので,私も寝通さないで済みました。

少し外出したりして水分・栄養補給の間隔があくと,
体調不良は顕著におこりました。
これは・・・・私にノアの命はかかっている・・・というように覚悟を決めました。

その他にもノアとのサインが決まりました。
手の平で包んで欲しいときは自分から手の中に入ってきます。
お腹の方を持ってもらいたいときはノアの足で蹴って教えます。
眠いときは頭を私の身体につけてきます。
なでて欲しいときは頭を下げて前に出します。
鼻と鼻をつけてごあいさつの時は頭を高くして前に出してきます。

こうして,ノアとの関わりが確立しました。
違うことをすると,希望していることをしてくれるまで,同じ行動をするのです。


11月26日は仕事に行きました。
夕方早めに帰宅。
給餌をはじめると体力復活。

11月27日,28日。
休日のため,ノアとの時間がたくさんとれました。
ミルク,ペースト食の他に水分補給と電解質補給のためポカリを用意。
とても良く飲み,久々にがぶ飲みしていました。

1時間おきの補給にちょっと疲れてしまい,
ウトウトとしたことが何度か・・・。
すると,私を頭で押して起こしても起きない私に待てなかったのか,
ノアは枕元に用意してあるシリンジの所までフラフラと行ったのでしょう。
シリンジの前で寒さに震えながら10分程度こちらを振り返り待っていました。
心から謝りました。

習慣になっているとはいえ,シリンジの置いてある所を察し,
そこに行って待っているノアには脱帽です。
ちなみに,布団の中ではオチッコはせず,
シリンジの反対側に置いてあるハンカチの上でいつもしていました。
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お薬のおかげもあり,小さいながらも形の良いうんち君をしていました。
1時間に5~7個のうんち君出ていました。

11月29日。
意を決して,職場に連れて行きました。
ある場所に待機でしたが,
2時間おきの水分補給・強制給餌は可能でした。
ちゃんと待っていてくれて,懐炉とふわふわお布団でぬくぬくしていました。
ポカリを飲むと調子が良くなりました。
1時間おきから30~45分おきに水分や餌をほしがるようになりました。

11月30日。
朝方から口呼吸激しくなり,1回に採れる食事の量も激減しました。
飲み込んだ後,口をパカーっと開けて苦しそうです。
本当に鼻の気道がふさがってしまったんだとわかりました。
自分から酸素の出てくるホースの前に行っていました。
本当に呼吸も,食事も量が減っていくのがわかりました。

11時には喜んでいたポカリを少しずつ入れても出てきてしまいます。

14時までは一人で姿勢を保っていましたが,
14時半には頭を床につけて姿勢を支え始まりました。
辛そうだな・・・と手にとって包んでみると,
『なでて』と頭を前に出します。
たくさんなでてやりました。
すると,トレーナーの前ポケットに自分でよろよろと入っていくのです。
寒いのかと思って入れてやり,その上から手で包んでいました。
ポケットに入って5分ぐらい経った頃でしょう。
手足をプルプルと小さく振るわせると,
身体の力が本当に抜けていきました。
包んでいる手に伝わる呼吸の動きも本当にゆっくりとなり,
動かなくなりました。

本当に薄い身体になってしまって,
両手で包んでいると身体は温かいままです。
肋骨の針金のようなアーチ型の骨も1本1本わかるくらいです。
体重は150gでした。
歯はオレンジのままでいられました。

ここまでよくがんばってくれたのだと,
手の平に包んでもらえるまで待っていたのだと,
ノアに感謝しました。

本当に頭のよい子で,元気な時は,抱っこなどせずに過ごせました。
散歩をしても,呼ぶと帰ってきて,一人でケージに入るのです。
捕獲されてケージに戻るマグ姉さんとは違います。

その分といってはいけないのかもしれませんが,
25日に発作になってから30日に亡くなるまでの丸6日間は
本当にノアとたくさんたくさん関わりを持てました。
一緒に寝るなんて,考えたこともなかったので,
本当にふわふわとしたノアに触れている事の愛おしさといったら,
この上ない物でした。

亡くなってから,マグにお別れを・・・と思い,ケージに入れると,
マグはキュルキュルと鳴きながらとんで寄ってきて,
元気なときとおなじ順番でグルーミングをはじめました。
大好きなマグ姉さんに綺麗にしてもらえて良かったね。のあ。

最後はペーストやポカリの着いた口元や身体を綺麗に拭いて,
箱に入れて,アパートの中庭に埋めました。

しばらく,マグ姉さんはキュルキュルと鳴いてノアを呼んでいました。
1時間ぐらいするとあきらめました。

ノアの入っていた水槽の布団をみてみると・・・・。
最後に鼻をつけて身体を支えていたところに丸いシミがありました。
血液の混ざった浸出液のようなものでした。
前歯なのか奥歯なのかはわかりませんが,
本当に気道を塞ぎ,もしくは内部を傷つけるほど伸びてしまったのだな・・と
わかりました。
亡くなったノアの顔は左目が1mm強,右目よりも上に上がっていました。
眼も上に押されて顔も少しですがゆがみはじめていたのでしょう。
そうなると・・・痙攣も脱水症状からの痙攣だったのか,
脳への圧迫刺激からの痙攣だったのかはわからないのだと感じました。

本当に本当に辛かったと思います。

それなのに,最後までがんばっていて,
おりこうで,私を待っていてくれました。
食べたい!生きたい!というがんばりやさんでした。

本当に本当にノアには感謝の気持ちしかありません。
ありがとうです。

そして,このノアとの関わりを通して・・・・。
障害のある子ども達と関わる仕事をしていますが,
摂食や排泄の大切さと
発作の管理や対応の正確さと
言葉のない子とのコミュニケーションと・・・
今まで以上に大切にしていけるように思います。

こうやって,ノアとの生活は私の宝物になりました。

長々とまとめきれずに羅列してしまいました。
でも,この経験,書いておきたかったのです。

マグ姉さんのケアもしないとね。
いじけてしまっているから・・・。
マグ姉さんも私もノアのこと大好きだからね。

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by tarte-pie | 2010-12-08 02:31 | デグー